エルの楽園

Twitterで垂れ流すには見苦しい長文を置きます。 あ、はてな女子です。

在宅勤務用コミュニケーションツールを色々使ったので感想をまとめる

コロナ禍を機に在宅勤務や遊び等で以下のコミュニケーションツールを使ったので、現時点での使用感まとめです。以下のメジャーなツールについて総合評価(星5つ満点)と利点・欠点、向いている用途を並べます。

  1. zoom
  2. Slack
  3. Chatwork
  4. Discord < おススメ!
  5. LINEグループ通話
  6. Microsoft teams

使用環境はいずれもWindowsのパソコンとアンドロイドのタブレット、使用目的は業務連絡、会議、オンライン授業(輪講・一斉講義)、オンライン飲み会、オンライン人狼&マーダーミステリーです。

※個人の感想です。正確な情報は必ず公式サイトをご確認ください。

1. zoom ★★

zoom.us

いいところ:

  • 人口に膾炙している点がとてもつよい。誰でも知っている。でもそれだけならLINEでいいかなって
  • URLをクリックするだけで参加でき、アカウントを作れとかアプリをインストールしろなどとあまりうるさく言われない。
  • URLを公開して不特定多数に参加してもらう目的に向いている。

よくないなっておもうところ:

  • 45分制限が意味わからん。このせいで無料版はほぼほぼ使い物にならない。
  • 動作がそんなに軽い訳ではない。
  • ファイル共有やテキストチャットとの併用が難しい。画面を占有する。
  • 絶対顔を映すマンが多いカルチャーが向かない。顔を映すな、資料を共有しろ。通信量を削減するんだ。
  • オンライン講義でこれを使うのはやめましょう。オンライン講義はせめて後述のDiscordにしましょう。

2. Slack ★★★★

slack.com

いいところ:

  • ブラウザでも軽快に動作し専用アプリを入れなくてもよい。専用アプリ自体の動作も軽い。
  • テキストチャットとして必要十分の機能を備えているし、bot開発もできる。
  • 複数アカウントの使いまわしが簡単。
  • アカウントを複数使わなくともワークスペースごとにアイコンと表示名を変更できる。
  • チャンネルの作成が簡単。
  • Slackをメインにできるチームは非同期なコミュニケーションに適性がある。すぐ音声通話しようってならないカルチャーがあって快適。
  • ビデオ会議のできる機能はないので別ツールを併用する必要はあるが、会議ではない普段の業務連絡を集約するのに至適。

よくないなっておもうところ:

  • UIに若干分かりづらい部分がある。ド素人向きではないかも。

3. Chatwork ★★★

go.chatwork.com

いいところ:

  • ブラウザでも軽快に動作し専用アプリを入れなくてもよい。専用アプリ自体の動作も軽い。
  • 機能がミニマムなのでド素人さんでもすぐに使える。
  • 他者にタスクを投げる機能は地味に便利

よくないなっておもうところ:

  • 無料版だとコンタクト数やログの制限が厳しめ。
  • 機能が少ないのですぐに物足りなくなる。あくまでビジネスチャットの練習用と割り切った方がいいかも。
  • 複数アカウントの取り回しが面倒くさい。

4. Discord ★★★★★ 現時点でのベスト、おススメ。

discord.com

いいところ:

  • トップクラスの動作の軽さ。元々ゲーマーの実況用ツールだったので他のアプリを立ち上げた横でながら使いするのに極めて向いている。ブラウザでも軽快に動作し専用アプリを入れなくてもよい。専用アプリ自体の動作も軽い。
  • PCだとテキストチャット、音声通話、ビデオ会議や画面共有が画面遷移なくシームレスに切り替え可能。これは本当に本当に便利。なお動作は軽い。
  • テキストチャットツールとして必要十分な機能。またbotの開発も可能。
  • アカウントを複数作らずともサーバーごとに表示名を変更可能。
  • 専用アプリを入れろとうるさく言われない。
  • SlackはIRCの後継という話があったが、カルチャーはDiscordの方がIRCっぽい。絶対顔を映すマンもほとんどおらず落ち着く。
  • リアルタイム音声通話も非同期なテキストチャットも同時に使いたい欲張り組織向け。
  • オンライン人狼やオンラインマーダーミステリーにもおススメ。というかそういう用途にはこれ一択。

よくないなっておもうところ:

  • 複数アカウントでの使用が想定されておらず、取り回しが面倒くさい。
  • 若干UIに慣れが必要。ド素人には難しいかも。

5. LINEグループ通話 ★★★

guide.line.me

いいところ:

  • 人口に膾炙しているという点ではNo.1。ほぼほぼみんなアプリを入れている。
  • zoomより若干通話品質が安定している。
  • クローズドグループ前提なので知らんひとに乱入される恐れがない。
  • 身内の飲み会ならLINEのグループビデオ通話がベストでしょう。今なら200人も入れるんだし。

よくないなっておもうところ:

  • よくも悪くも身内のオンライン飲み会用途に特化している。他の用途には使えない。

6. Microsoft teams ★★

www.microsoft.com

いいところ:

  • Office 365アカウントがあるひとがホストすれば誰でも使える。
  • Office suiteで作成したファイルを直接編集できる。
  • テキストチャットもビデオチャットもあって多機能ではある。
  • 一応アプリを入れる必要はなく、ブラウザで動く。
  • Microsoftに魂を売り鉄の忠誠を誓っている組織ならいいと思います。

よくないなっておもうところ:

  • とにかく動作がもっさり。画面の広いパソコン使ってるのにことあるごとに無用な画面遷移が発生し、専用アプリ使ってるのにチーム移動だけでもストレスがマッハ。ここで-500点
  • UIが分かりづらい。チームでの「会話」と「チャット」が違うんだぜ……でもどう違うのかとか説明できないし……あと会議の録音等、できそうでできないことがあった時に権限の問題でできないのか何か機能の使い方が間違っているのかなどが分かりづらく、細部でイラっとすることが多い。
  • ブラウザでも一応動くと言ったものの、アプリを入れろという圧がすごい。